2010年9月23日木曜日

プラネタリウム製作記 恒星球編 その5

恒星球が完成しました!
サッカーボール型で各半球は21個の面から出来ています。
面と面のつなぎ目はのりしろ部分を内側へ折り返して両面テープではり合わせています。

試しに投影してみると・・・
こんな感じです。部室なので歪んじゃってますが、綺麗に投影できました。のりしろ部分が投影に影響するか不安でしたが大丈夫のようです。
つなぎ目部分からの光漏れで若干部屋が明るくなっている気がするのでこれはまたテープ等で埋めます。

恒星球に完成のめどがめどが立ったので、次は天の川投影機を作る予定です。

2010年9月14日火曜日

プラネタリウム製作記 恒星球偏 その4

リスフィルムの現像テストを行いました。今回の目的は現像手順の確認と良い結果を得るための条件探しです。
現像後水洗して乾燥中
使用したフィルム、薬品は、
リスフィルム:富士フイルム HS
現像液   :富士フイルム ND-1
定着液   :富士フイルム NF-1
です。

リスフィルムに恒星を印刷したOHPシートを重ね、その上にガラス板を載せて、上から吊るした電球で露光しました。

現像は主に露光時間を変えて計5回行いました。そのほかの条件は、現像液2分、定着液10分で出来るだけそろえました。 液温は20~25℃が良かったのですが、うまく下げられず28℃で行いました。
 
一回目:100W電球で10秒間露
一面真っ黒になってしまいました。光源が強すぎたようです。
二回目:10W電球で10秒間露光
電球を10Wのものに交換した結果かなり良くなりました。しかしところどころ境界線がつぶれていたりで、まだ露光しすぎのようです。星も減っているかもしれません。
三回目:10W電球で5秒間露光
本番で使用しても問題なさそうなものが出来ました。最も小さい七等星まで確認でき、黒さも十分でした。
四回目:10W電球で2秒間露光
露光不足なのか大きなむらが発生しました。
五回目:再度10W電球で5秒間露光
三回目同様きれいな仕上がりでした。

この結果から5秒付近が最適な露光時間だと思います。本番も5秒間露光で考えてます。

2010年9月2日木曜日

プラネタリウム製作記 恒星球編 その3

恒星球用原稿全32枚が完成しました!!
ためしに紙に印刷して試作してみたのが下の写真です。

白いサッカーボール状の半球が今回試作したものです。手前が南天用、奥が北天用です。奥の黒い半球はこれまで使用してきたアクリルボール製の恒星球です。

組み立ててみたところ、星がちゃんとあるべきところにきています!!ほっと安心しました。
今まではずっとパソコンのモニタ上のものだったのでこうして立体になると嬉しいですね。

これからはいよいよリスフィルムです。デジタルな作業からアナログな作業になります。不安いっぱいです。まずは材料調達から。まだまだ先は長いな~

製作した原稿データは以下からダウンロードできるはずです。
プラネタリウム原版_100831